賃貸住宅を借りる際には、駅からの距離や部屋の広さ、周辺環境なども考慮する必要がありますが、同時に家賃の事も考えておく必要があります。ただ、初めて賃貸住宅を借りる人などは、どの程度の家賃までならば問題なく払う事が出来るのか良く分からない人もいます。家賃については一般的には月収の三分の一に収まるようにするのが望ましいと言われています。たとえば、月収が21万円であれば7万円までという事になります。

ただ、最近では月収の三分の一でも厳しいという見方も出てきています。月収の三分の一で問題が無かったのは景気が良い頃の話の事であり、わざわざ説明するまでも無いかもしれないですが、日本はバブルが崩壊してからは、景気が厳しくなっています。景気が良かった頃は就職するのもそれほど厳しくはなく、会社に入ったら年功序列でだんだんと給料が上がるのが当たり前であり、一つの会社にずっと勤め続けるという人も多かったです。しかし、現在は単純に年を取ると給料がどんどん上がるという時代では無くなってきていて、リストラなどで一つの会社にずっと勤めるのが当たり前では無くなってきています。

そのために、月収の三分の一でも厳しいという考えもあり、年収の2割程度に抑えた方が良いという意見もあります。どちらにしても考え方の一つに過ぎないために、どちらが正解というものでは無いですが、賃貸住宅を借りる際には将来の事なども考えて家賃を無理なく払えるようにした方が良いです。